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本当はここにいたくないのかもしれない。

 
食事の支度や食器洗いで手が荒れて、
かゆみに悩んでいる方がいました。
 
 
冬場は水が冷たく、お湯を使うことによって、
肌のうるおいが失われ、乾燥してしまいます。
 
 
ぬるま湯を使ったり、ゴム手袋をしてみたり、
いろいろと工夫しているけど、良くならない。
 
 
「ひょっとしたら、本当は
 そこにいたくないんじゃないんですか?」
 
 
そう問いかけてみると、
ハッとした表情をされていました。
 
 
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かゆみを感じているときのことを
ちょっと思い出してみてください。
 
 
夏に蚊に刺されたりしたら、
刺されたところを掻いたり、たたいたり。
 
 
おしりがむずがゆいな、と思ったら、
椅子のうえでモゾモゾしたり。
 
 
かゆい状態から抜け出すために動き出し、
何だか落ち着かない状態になりますよね。
 
 
かゆみの心理的な要因のひとつとして、
「ここにいたくない。動きたい」という
思いがあります。
 
 
身体は「かゆみ」という症状を通して、
本人に教えようとしているのです。
 
 
「本当はここにいたくないんじゃない?」
 
 
かゆみが出ている場所にも意味があります。
 
 
かゆみが出ている手は、
何かを受け取り、作り、差し出すところ。
 
 
手仕事という言葉があるように、
手は何かを作り出すところです。
 
 
それらはすべて経験となっていきます。
 
 
手が荒れて、かゆみがあるのに、 
手仕事をするのは辛いですよね。
 
 
身体はこんな風に言っているかもしれません。
 
 
「本当はこの経験はしたくないんじゃない?
 違うことを作り出したいんじゃない?」
 
 
皮膚は、敏感に感じ取るところです。
 
 
すべすべツルツルだったら気持ちがいいし、
ごわごわガサガサしていたら気になります。
 
 
「ここは心地よいところなの?
 何かを我慢しているんじゃないの?」
 
 
そして、手はまわりから見えるところです。
 
 
「誰かにわかってほしいのよね?
 誰かに話してみたら? 聞いてみたら?」
 
 
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もちろん、手荒れの予防をしたり、
肌のケアをすることもとても大切です。
 
 
それと同時に、心の声に耳を傾けてみる。
 
 
「わたしに何を伝えようとしているの?」  
 
 
「食事の支度をしたくないの。
 食器だって洗いたくない」
 
 
直接的な答えが返ってくるかもしれません。
 
 
その裏に隠された思いにも、
声をかけてあげてください。
 
 
「本当はどうしたい?
 本当は何がしたいの?」
 
 
本心からの本音、本当の音色、
心の声が聞こえてくるかもしれません。 
 
 
心の声にただ寄り添い、
その思いと一緒にいる。
 
 
それから、心の望みを行動に移してみる。
小さな、ささいなことでも大丈夫です。
 
 
少しずつ行動に移していくことで、
身体の症状はおさまっていくでしょう。
 
 
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今日は二十四節気では雨水(うすい)です。
 
 
だんだん暖かい陽気となり、
雪や氷が解けて雨水となっていく。
 
 
春の訪れの前に、心の中のカチコチも
ゆっくりと解かしていきたいですね。
 
 
今週もどうぞ軽やかにお過ごしくださいませ。