先週の土曜日に、
関東地方では春一番が吹きました。
目黒のセミナールームに向かう途中で
今年も沈丁花の香りが漂い始め、
春だなぁ、と嬉しくなってしまいます。
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心理技術の師匠 梯谷幸司さんが主宰する
『ウェルネスマスタリー
真の健康《ウェルネス》を実現させる』
8日間コースの第2期が昨日終了しました。
新たに9名の方が、
言葉と意識の使い手として誕生しました。
わたしは第1期よりアシスタントとして
受講生のサポートを担当していますが、
最終日には涙が止まらなくなりました。
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初日には誰もが緊張した面持ちで
セミナールームに入ってきます。
メタ無意識や基本的な心のメカニズムの
レクチャーが次から次へと続き、混乱のまま、
セッションを実践していきます。
ウェルネスマスタリーが
他のプログラムと大きく違うところは、
『生きる目的・与えられた使命』の探求が
早い段階で事前準備として行われることです。
ピンと来ない方ももちろんいますし、
これだ!と思っても、
「それは生きる目的ではありません」と
師匠に却下される方もいらっしゃいます。
これまでの人生を振り返り、
未来の自分に問いかけていく大切なテーマ。
そのプロセスすらも
実は愛おしく感じる時がやってくるのです。
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17種類の意識レベルを自在に
行き来できるようなトレーニングもあります。
『愛のレベル』で
自分がどのような反応をするか。
その定義や反応を回答するたびに、
これまた師匠に却下されます。
「全然違います。
そんなのは愛のレベルではありません」
これまで愛のレベルにいたことがないのに
わかるわけがない。
頭を抱え、途方に暮れる方もいます。
受講生の方にとって、
いきなりこれは難しいのではないか。
わたしも毎回のように思います。
でも、師匠はスタンスを崩しません。
教えることもしません。
「自分で考えてください」
そして、
これが大切なことにつながっていくのです。
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梯谷メソッドのコースの最終日には、
とてつもないギフトがやってきます。
その大切な場面に
今回も立ち会わせていただきました。
これまで怖くて向き合ってこなかったことが
本当に自分がやりたかったことだと気づき、
慟哭される方。
誰かの人生を生きていたことに気づき、
これからは自分の人生を生きていく、と
あまりの気づきに力が抜け、涙していた方。
両親の死に対して、新たな意味を見出し、
あたたかな笑顔でスタート地点に立たれた方。
悩みに対する解釈が一変してしまった方。
ネガティブだと思っていた出来事に対する
解釈が変わり、涙する方。
美しい。
いつも美しいと思います。
自らの内側で気づいたことを
声で、表情で、身体全体で、
その存在丸ごとで表現する。
まるで心が震える様が伝わってくるような。
その存在だけで伝えてくれる。
すべて必要なことだった。
自分の人生には必要なことだけが起きている。
すべてを受け入れたとき、
まさに『愛のレベル』にいるのです。
自らの闇に光をあてられるのは自分だけ。
その光も闇も自分なんですよね。
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自分の言葉で自分の人生を紡いでいく。
これまでの人生に、
これからの人生に、
どのような言葉をつけていくか。
今日という一日に、
どのような意味をつけていきましょうか?