トランスフォーメショナルコーチ®︎やこゆきの公式ホームページです|ワークショップや個人セッションを通じて、 あなたの意識と無意識をサポートします。

不安は何のためにある?

 
「やってみたいことはあるんです。
 でも、上手くいくかわからないし不安で」
 
 
カウンセリングコーチングのセッションで
出てくる言葉のひとつです。
 
 
やってみたい気持ちよりも、
上手くいくかどうかわからない不安のほうが
大きくなってしまっています。
  
 
こんなとき、
頭の中で何を想像していると思いますか?
 
 
やりたいことをやっている自分でしょうか?
それとも、上手くいかない自分でしょうか?
 
 
想像の元になっているのは過去の記憶です。
  
 
上手くいかなかったときのことを
思い出しているかもしれません。
 
  
これから起きる未来のことに
過去の記憶を重ね合わせているのです。
 
  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
  
もちろん、過去の記憶も大切です。
 
 
火に手を近づけて「熱い!」と思った体験を
覚えていなかったら、手を近づけてやけどを
してしまうかもしれません。
 
 
わたしたちは自分を守るために、
体験を記憶し、学習しています。
 
 
だから、初めてやることを
不安に思うのは当たり前。
 
 
失敗するかもしれない。
傷つくかもしれない。
  
 
だったら、
やらないほうがいい。
 
 
そう思ってしまうかもしれません。
 
 
でも、過去と同じことが、
未来にも起きるとは限らないのです。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
  
ふだん歩いている時、
どちらに向かって歩いていますか?
 
 
足は前へ蹴り出しやすいようになっているし、
目は前方の様子がわかるように顔面にあり、
耳は音を拾い、鼻も匂いを嗅ぎます。
 
 
そうして、注意をしながら集中しながら、
これまでも初めての道を歩いてきました。
 
 
水たまりがあったら濡れないようによけたり、
長靴でバシャバシャと歩いてみたり。
 
 
美味しそうな匂いにつられて寄り道したり、
にぎやかな音のするほうに行ってみたり。
 
 
でも、もし、前へ進むのは不安だから、と
後ろを見ながら歩いていたらどうでしょう?
 
 
危なっかしくて転んでしまうかもしれません。
身体は前へ進みやすいように出来ているから。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
だから、安心してください。
 
 
どんなときも、どんなことがあっても、
これまでずっと前へ歩いてきたのです。
 
 
もし、不安に思う気持ちがあったら、
歩き出す前に立ち止まるだけでいい。
 
 
不安というのは、たいてい漠然としています。
 
 
何を不安に思っているのか。
不安に思っていることを小さく分解する。
 
 
本当は自分はどうしたいのか。
分解したものから望みを洗い出していく。
 
  
その望みを実現するにはどうしたらいいか。
具体的な行動を考え、行動する。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
不安があったからこそ、行動を起こせる。
不安を安心に変えるためのプロセスです。
 
 
不安があるということは、
やってみたいという気持ちが強いということ。
 
 
どうでもいいことに、
人は不安を感じません。
 
 
不安があるな、と思ったら、立ち止まる。
 
 
自分の足元、前方の様子を確認して、
自分はどうしたいのかを考える。
 
 
それから一歩、歩き出してみる。
 
 
わたしたちはどこへでも
自由に歩いていけるはずです。
 
  
今日も自由に一日をお過ごしくださいませ。