良好な人間関係を保つために、
「相手の立場に立って考えることが大切」
頭では理解しているけど、
なかなかそうなれなかったりします。
「だって、頭にくるときはくるし。
いやなものはいやだ」
こんなふうに思うのはよくないよね、と
相手になったつもりで考えてみます。
「どうして、あんなことを言ったんだろう?
どうして、あんなことをしたんだろう?」
そうはいっても、ちっともわからない。
やっぱり自分のことばかり考えてしまう。
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カウンセリングコーチングのセッションでは、
相手の姿を想像し、同じ姿勢をとりながら、
相手になりきって感じることをしていきます。
すると、視点も変わってきます。
相手の視点で見ることになります。
視点を変えると物事の見え方が変わる。
「そういうことだったのか」
ちょっと相手のことがわかってきたりします。
頭の中でぐるぐる考えて想像するよりも、
少し身体を使うことでわかることがあります。
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ある時、パリの空を飛ぶ鷲の動画を見ました。
エッフェル塔から飛び立ち、
地上にいる飼い主の元へ飛んでいく。
鷲の背中に取り付けられたカメラに
映し出されるパリの街、風を切る音。
飼い主がいる場所がわかった途端、
時速180kmもの速さで急降下していく。
どうして飼い主がいる場所がわかるのか。
生き物というのは本当に素晴らしい。
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鷲が見ている景色は、建物ひとつとっても
なんだかちっぽけで不思議な感じがします。
視点を変えることで見えてくる景色。
『point of view』
観点、見地、見解、
(物語などを進行させる時の)視点
《Weblio英和辞書より》
鷲のように空を舞うことはできないけれど、
わたしたちには想像力がある。
その想像力を、自由に、最大限に使って、
どのような視点を持って、
自分の物語を進行させていきましょうか?
今週末も軽やかにお過ごしくださいませ。