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ひとりずつひとつ。

 
自分の名前は好きですか?
 
 
どのようにしてつけられたのか、名前の
由来を聞いたこともあったかもしれません。
 
 
わたしは12月に生まれました。
その日は雪が降っていたそうです。
 
 
雪は解けてしまうから由紀乃にした、と
おばあちゃんから聞いたことがあります。
 
 
幼稚園の時、同じ組に雪乃ちゃんという子が
いて、誕生日もわたしと一日違いでした。
 
 
雪乃ちゃんのほうがお姉さんで、
活発で明るくて、とても可愛い。
 
 
雪乃ちゃんとわたしは、
男の子たちによくからかわれていました。
 
 
「○○ゆきの~♪ やこゆきの~♪」
 
 
二人のフルネームに節をつけ、歌うように
連呼するのです。それが本当にいやでした。
   
    
八子(やこ)という苗字もめずらしいので、
小学校に上がると新学期がいやになりました。
 
 
五十音順で呼ばれるのをドキドキしつつ
待っていると、決まって言われるのです。
 
 
「はちこさん? やしさん? やごさん?」
 
 
先生がわたしの名前を読めないのです。
 
 
男子にも「トンボの幼虫、やご!」などと
言われてトンボまで嫌いになりそうでした。
 
 
「人と違うといやなことがある」
 
 
「目立つといやなことがある」
 
 
わたしはいつのまにかそんなふうに
信じ込んでしまっていました。
 
 
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先日、妹たち二人と苗字の話になりました。
 
 
わたしが感じていたことを伝えてみると、
二人とも苗字でイヤな思いをしたことは
一回もないというので驚きました。
 
 
むしろ、すぐ覚えてもらえるから、と
以前から気に入っていた様子なのです。
 
 
セルフイメージがこうも作用するのか、と
あらためて思いました。
 
 
わたしは三人姉妹の長女です。
何かあると父はわたしのことを怒りました。
 
  
父はわたしのことを嫌いなんだと思い、
わたしも父のことを嫌っていました。
   
 
父の苗字を自分が使っていることでさえ、
嫌悪していたのです。
 
 
わたしは「やこ」じゃない。
わたしは「ゆきの」だ、と。
 
 
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自分で自分のことをどう思っているか。
このセルフイメージが現実を創り出します。
 
  
セルフイメージは本人が気がつかないまま、
無意識のうちにまわりに伝わっていきます。
 
 
そして、そのセルフイメージに合うような
出来事が起きていくのです。
 
 
潜在意識は自分が信じていることの内容に
沿うような証拠を集めていきます。
 
 
自分の苗字がいやだと思っていたわたしは、
そう思える出来事を創り出していたのです。
 
  
父を嫌いなままでいる人生はいやだ。
 
 
心のことを学びながら、父と和解するにつれ、
この苗字でよかった、と思い始めました。
 
 
そして、どのような苗字であれ、名前であれ、
どのように呼ばれても「わたしはわたし」と
思えるようになりました。
 
  
ふと、ゴダイゴの歌が頭に浮かんできました。
 
 
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『ビューティフル・ネーム』
 
 
今日も子どもたちは、小さな手をひろげて
 
光と、そよ風と、友だちを呼んでる
 
だれかがどこかで答えてる
 
その子の名前を叫ぶ
 
名前 それは燃える生命(いのち)
 
ひとつの地球にひとりずつひとつ
 
 
Every child has a beautiful name
A beautiful name, a beautiful name
 
 
呼びかけよう名前を、すばらしい名前を
 
 
   歌手:ゴダイゴ
   作詞:伊藤アキラ、奈良橋陽子
   作曲:タケカワユキヒデ
 
  「歌ネット」より引用しました。
 
 
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今日、誰の名前を呼びかけて、
誰からの呼びかけにこたえるでしょうか?
 
 
今週末もどうぞ自由にお過ごしくださいませ。