トランスフォーメショナルコーチ®︎やこゆきの公式ホームページです|ワークショップや個人セッションを通じて、 あなたの意識と無意識をサポートします。

身体と意識

「頭が痛くて吐き気がするので病院に行ってきます」

お昼休みに病院に駆け込んだ同じチームのスタッフさん。検査をしても異常なし、薬をもらって帰ってきました。顔面蒼白のまま薬を飲むために昼食をとっています。少し落ち着いた頃を見計らって、一緒に会議室へ。

「痛みがひどくて唇まで痺れてるみたいなんです」

「そうなんですね。じゃあ今から痛みを飛ばしますね」

「そんなこと出来るんですか?」

私のガイドに従って、初めてのことに戸惑いながらもDSR(ダイナミックスピンリリース)を体験しました。その間、5分ほどでしょうか?

「何か楽になった。しびれもなくなったような」
「薬を飲んだからかしら。でも楽だわ。わかります」

少しずつ顔に赤みが戻ってきて、身体のこわばりも緩んでいます。そのゆるみをなじませるように背中をさすりながら、痛みが表現していること、身体からのメッセージ、DSRで出てきたシンボルのことをお話ししました。

「感動しました。お母さんみたい。私よりずっと年下なのに」

大粒の涙をポロポロとこぼしながら、頭の痛みからも、その背景にある感情からも解放されていました。

DSRは、NLPのスキルの一つです。
自分で自分を楽にする方法はいくらでもあります。
言葉、想像、行動、意識。

痛みにフォーカスしていると、そこに意識が向いてしまい、それだけが問題になってしまいます。そして、意識が向けば向くほど問題はどんどん大きくなってしまいます。

意識を飛ばす。
身体は意識とは別物であり、コントロールできる。

涙を拭うと、いつものようにあたたかい笑顔が戻ってきました。
そう、彼女のシンボルは、光、太陽のあたたかさでした。