2024年11月13日
「頭が痛くて吐き気がするので病院に行ってきます」
お昼休みに病院に駆け込んだ同じチームのスタッフさん。検査をしても異常なし、薬をもらって帰ってきました。顔面蒼白のまま薬を飲むために昼食をとっています。少し落ち着いた頃を見計らって、一緒に会議室へ。
「痛みがひどくて唇まで痺れてるみたいなんです」
「そうなんですね。じゃあ今から痛みを飛ばしますね」
「そんなこと出来るんですか?」
私のガイドに従って、初めてのことに戸惑いながらもDSR(ダイナミックスピンリリース)を体験しました。その間、5分ほどでしょうか?
「何か楽になった。しびれもなくなったような」
「薬を飲んだからかしら。でも楽だわ。わかります」
少しずつ顔に赤みが戻ってきて、身体のこわばりも緩んでいます。そのゆるみをなじませるように背中をさすりながら、痛みが表現していること、身体からのメッセージ、DSRで出てきたシンボルのことをお話ししました。
「感動しました。お母さんみたい。私よりずっと年下なのに」
大粒の涙をポロポロとこぼしながら、頭の痛みからも、その背景にある感情からも解放されていました。
DSRは、NLPのスキルの一つです。
自分で自分を楽にする方法はいくらでもあります。
言葉、想像、行動、意識。
痛みにフォーカスしていると、そこに意識が向いてしまい、それだけが問題になってしまいます。そして、意識が向けば向くほど問題はどんどん大きくなってしまいます。
意識を飛ばす。
身体は意識とは別物であり、コントロールできる。
涙を拭うと、いつものようにあたたかい笑顔が戻ってきました。
そう、彼女のシンボルは、光、太陽のあたたかさでした。