コミュニケーションを上手にとるには、自分の意見も相手の意見も大切。だから、相手の意見を受け入れよう。
そんな風に思っている方もいるかもしれませんね。
この「受け入れる」、案外くせ者だったりするんです。
セッションでも、よく出てくるキーワードのひとつです。
だって、相手の意見に100%同意しているわけじゃないし。
本当は、すべてを納得しているわけじゃないし。
でも、受け入れたほうがいいんだよね。
受け入れたほうが上手くいくんだよね。
受け入れてみるか。。。うーん。。。出来ない。。。
ちょっと待ったー!(笑
悶々としているそこのあなた!
まずは「受け取る」ことから始めてみましょう。
「コミュニケーションはキャッチボールみたいなものだ」と、よく例えられます。
実際に、誰かとキャッチボールしているところを想像してみてください。
相手が投げたボールをキャッチする。
相手が投げたボールを目の前で受け取る。
そう、受け入れなくてもいいんです。
ただ、受け取ってみる。そして、眺めてみる。
「こういうボールなんだ、こんな形でこんな色なんだ」
「あなたはこんな風に思ってるんですね」
時にはリバウンドしたり、ゴロになって足元をくぐっていったり、頭の上を越えていったり。
全部が全部、受け取れないこともあるかもしれない。
それでいいんです。
こうやったら取れるかな?
そこに工夫が生まれてきます。
こう投げたほうがいいかな?
相手にも伝わっていきます。
そのうちに目の前のボールを意識することから、
全体を意識するように変わっていくでしょう。
受け入れてもいいし、受け取ってもいい。
受け入れなくてもいいし、受け取らなくてもいい。
大事なのは、ただ「認める」ということ。
ちょっとした言葉の使い方次第で、
感じること、身体の感覚が変わってきます。
その違いもセッションでは大切にしています。