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「これから」が「これまで」を決める。

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
2022年が始まりました。
新年はいかがお過ごしでしたか?
 
 
わたしは毎年恒例となっている
初日の出を見ることからスタートしました。
 
 

 
 
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新しい年を迎えるたびに
読み返している大切な文章をご紹介します。

理論物理学者である佐治晴夫先生の
インタビュー記事です。
 
 
“これまで”が“これから”を決めるのではなく、“これから”が“これまで”を決める。 
 
 
読むたびに心に響く言葉が変わってきます。
今年は「希望」という言葉に魅かれました。
 
 
佐治先生の言葉をご紹介します。
 
 
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はじめてウィーン大学に行ったとき、
敬愛するシューベルトのお墓を訪れました。
 
 
当時の私は、言葉の壁や、
周囲にいるたくさんの秀才たちとの違いに
悩んでいました。
 
 
しかし、その墓碑に書いてあった言葉に、
強烈な印象を受けたのです。
 
 
グリルパルツァーという詩人の言葉で、
日本語に訳すと、こういう内容です。
 
 
『ここに、ひとつの豊かな宝物を埋葬した。
 しかし、それだけではない。
 たくさんの美しい希望をも埋葬した。
 フランツ・シューベルト、ここに眠る』
 
 
2行目は、もしシューベルトが生きていたら、
我々に与えてくれたであろう沢山の美しい
希望も埋めてしまった、ということです。
 
 
私はここに胸を打たれたのです。
 
 
つまり、人間が生きる意味は、
人に希望を与えること、
希望を語ることなんだ、と。
 
 
それは
生きている人にしかできないことなんだと
気づいたのです。
 
 
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記事は、このように続いています。
 
 
『教えるとは
 「希望を語る」ことであり、
 
 授業とは
 「相手の心に火をつける」営みのこと。
 
 しかし、二酸化炭素しかなかったら、
 火はつきません。
 
 まずは酸素のある環境を整えること。
 
 そこにそっと火を灯すと、
 心はひとりでに燃えはじめる。
 
 それが先生の持論です。』
 
 
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わたしたち一人ひとりの人生が
それぞれの授業だとしたら。
 
 
わたしは希望を語っているだろうか?
 
 
相手の心に火をつけているだろうか?
 
 
そんなふうに思いました。
 
 
2022年は、
どのような希望を語っていきましょうか?
 
 
そして、相手の心に、自分の心に、
どのような火をつけていきましょうか?
 
 
今年もどうぞ軽やかにお過ごしくださいませ。