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子ども心を思い出そう。

 
昨日、向かいのマンションの駐車場から、
男の子の大きな泣き声が聞こえてきました。
 
 
「うわぁぁぁん! やだやだやだ!
 食べたい、食べたい、食べたい!」
 
 
お父さんのなだめる声をかき消すように、
男の子はどんどんヒートアップしていきます。
 
 
「いま、食べたい! いま! いま!
 いま、食べたいんだよぉおおお!!」
 
 
渾身の力を込めて訴えています。
 
 
外で何かを買ってきたのでしょう。
それを今、ここで食べたいと言っている。
 
 
だけど、その思いがまったく通じない。
 
 
「寒いから、お家で食べよう」
 
 
お父さんはそんなことを言っているようです。
 
 
最後には、男の子の雄叫びのような声が
あたりに響き、静かになっていきました。 
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
あぁ、子どもって潜在意識そのものだな、と
思いました。
 
 
潜在意識は「今、ここ」しかないんです。
 
 
「今、食べたい!」
 
 
そこには条件も何もありません。
 
 
「寒いから、お家で食べよう」
 
 
これは条件です。
 
 
「お家だったら、食べてもいいよ。
 今、ここでは食べてはいけないよ」
 
 
条件は顕在意識、頭で考えたものです。
そこには色々な意味が含まれているでしょう。
 
 
「外は寒いから風邪をひく」
 
「外で食べていたら迷惑をかける」
 
 
このような思いは過去の記憶から来ています。
 
 
過去に自分が体験したこと、あるいは何かで
見聞きしたこと、一般的な社会常識など。
 
 
潜在意識は「今、どうしたい」だけですから、
顕在意識で考えたことには抵抗します。
 
 
でも、これが何度か繰り返されていくうちに
学習していきます。
 
 
自分がいくら泣き叫んでも、
自分の望みは叶わないということを。
 
 
「自分がやりたいことは反対される。
 ただ泣き叫んで、疲れて終わりだ」
 
 
「だったら、初めから言わないほうがいい。
 もう自分の望みは言わないようにしよう」
  
 
「自分の望みは叶わない」
 
 
こんな風に信じ込みが創られていきます。
 
 
自分でも気がつかないぐらいの心の奥底に
それはあります。
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
こんなことはありませんか?
 
 
何かをやろうとしたとき、
自分でやりたいことなのに行動できない。
頭ではわかっているのに上手くいかない。
 
 
ひょっとしたら、心の奥底にある信じ込みが
ひょっこり顔を出しているのかもしれません。
 
 
「この信じ込み、今も使ってるけど、
 これからも必要? 持ったままでいいの?」

そう気づいてほしくて、
サインを送っているのかもしれません。
 
 
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わたしたちも、誰もがかつては子どもでした。
 
 
頭で考えた条件はいったん横に置いてみる。
 
 
「今、わたしは何がしたい?」
 
 
自分の心の欲求に耳を傾けてみる。
  
 
わたしもさっそく心に聞いてみました。
返ってきた声は、
  
 
「ハーゲンダッツのアイスが食べたい!」
 
 
寒いからと言って、ずっと食べずに
冷凍庫に入ったままだったんです。
 
 
今、東京の気温は16℃もあるので
チャンスかもしれません。
 
 
楽しみがひとつ増えました。
 
 
自分の心にたずねてみる。
 
 
すると、心は、自分の本当の望みである、
楽しみや喜びを教えてくれるかもしれません。
 
 
子ども心を感じながら過ごしていきましょう。