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健康だった頃には戻れない?

 
身体の症状でお悩みの方のセッションを
しているとよく聞く言葉があります。
 
 
「健康だった頃に戻りたいんです」
 
 
そのようなときには、こうお伝えします。
 
 
「〇〇さんの身体は、
 過去と未来のどちらの方向に
 進んでいると思いますか?」
 
 
身体は今ここ、現在にあります。
 
 
身体は、どちらの方向に
進んでいるでしょうか?
  
 
過去? 
それとも未来?
  
 
「未来に向かって進んでいると思います」
 
 
そう。
身体は未来に向かって進んでいます。
 
 
わたしたちは
過去に戻ることはできるでしょうか?
 
 
頭の中で想像することはできますが、
過去に戻ることはできません。 
  
 
身体も同じです。
 
 
今、ここに肉体があり、
未来に向かって進化しています。
 
 
「良いときも悪いときも、
 富めるときも貧しきときも、
 病めるときも健やかなるときも、
 死がふたりを分かつまで」
 
 
なぜか、
結婚の誓いの言葉が浮かんできました。
 
 
わたしたちがどのような状態のときも
身体は常に未来へと進んでいます。
 
 
生まれてから死ぬまで。
この流れは一方向です。
  
 
あっちに行ったり、
こっちに行ったりはしていません。
 
   
ひとつの方向に向かっている身体に、
「健康だった頃に戻ってほしい」と言ったら、
身体はどう思うでしょうか?
 
 
「戻る?」
 
 
生まれてからずっと、
未来に向かって進んでいるのに。
 
 
「どうやって戻ったらいいの?」
 
 
おそらく混乱してしまうかもしれません。
 
 
では、
身体にどのように伝えたらいいでしょうか?
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
今、スマホやPCを手で操作しながら、
文字を目で追い、文章を読み、考えている。
 
 
心臓は動き、血液が循環し、呼吸している。
 
 
今、ここに身体があること。
すでに健康な状態だとも言えそうです。
 
 
「健康」という言葉も身体があればこそ。
 
 
身体そのものが健康の種(たね)である。
この種を一緒に育てていく。
 
 
「健康な状態を育てていこうね」
 
 
そのように身体に伝えたら、
身体はなんと答えるでしょう?
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
わたしたちは頭の中で、想像力を使い、
過去と未来を自由自在に行き来します。
 
 
でも、身体は、
現在にしかいられないのです。
 
 
頭で考えていることは、
ひょっとしたら勇み足かもしれないし、
身体に伝わっていないのかもしれない。
 
 
身体が今ここにあるからこそ、
心は自由に旅することができる。
 
 
これからも軽やかに過ごしていきたいですね。