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「治す」と「やめる」の違いって?

  
カウンセリングコーチングのセッションで
身体の症状がテーマの方もいらっしゃいます。
 
 
「身体の症状を治したいんです。
 良くなったと思ったら、戻ってしまって」
 
 
何かをしようと思っても気分が乗らず、
何もしないまま時間だけが過ぎていく。
 
 
今、わたしも両膝を痛めているので、
とてもよくわかります。
 
 
自分の身体を通して、そのプロセスを
あらためて体感しているところです。
 
 
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「治したい」と思っている時には、
身体に症状があることが前提となっています。
 
 
「治したい」と思うたびに、
身体は、その症状を継続することになります。
 
 
身体が健康で治したい箇所がなかったら、
「治したい」とは思わないはずですよね。
 
 
風邪を引いていなかったら、
「風邪を治したい」とは思わないように。
 
 
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じゃあ、どうしたらいいの?と
思うかもしれません。
 
 
症状を「治す」という考え方から、
症状を「やめる」と考えてみます。
 
  
どんな違いがあるか見てみましょう。

まず初めに「身体の症状を治す」と、
口に出して言ってみてください。
 
 
今、身体に症状のある方は、
具体的にあてはめてみてくださいね。
 
 
「膝の痛みを治す」
 
 
どのように感じますか?
 
 
「治すためにはどうしたらいいかな?」
 
  
いろいろなことが
頭に思い浮かんでくるかもしれません。
 
 
・病院に行って治療してもらう。
・処方してもらった薬を飲む。
 
・生活習慣を見直してみる。
・早寝早起きで睡眠をちゃんととる。
 
・健康に良い食事をとる。
・適度な運動をする。
 
 
「治すためにはどうしたらいいだろう?」
 
 
自分の外側にある方法を
あれこれと考え始めているかもしれません。
 
 
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次に、「身体の症状をやめる」です。
同じように口に出して言ってみてください。
 
 
「膝の痛みをやめる」
 
 
どのように感じますか?
 
  
身体の症状を自分でやめる。
「やめる」ことを自分で決めている。 
 
 
なぜなら自分の身体に起きていることだから。
 
 
たとえば、煙草を吸っている人が禁煙して
「煙草をやめる」と言ったとしましょう。
 
 
煙草をやめるのは煙草を吸っている本人です。
他の誰でもありませんよね。
 
 
煙草を吸い始めたのは自分だから、
自分で煙草をやめる。
 
 
それと同じように考えます。
 
 
身体の症状を始めたのは自分だから、
自分で症状をやめる。
 
 
ただ、それだけです。
 
 
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「そうは言っても、やめられるかどうか
 わからないし、決められない」
 
 
そうですね。わかります。
色々な思いがありますよね。
  
 
わたし自身も膝の痛みを
やめられていないのですから。
 
 
決めたことを行動に移していない、と
いったほうが正確かもしれません。
 
 
主体的に自分で決めて、
行動に表すことで流れが変わっていきます。
 
 
これは身体の症状に限らず、
全般的に言えることです。
 
 
やめることも自由、
やめないことも自由。
 
 
自分で選んで決めて、行動する。
 
 
今日、何を決めて、
どんな行動をしていますか?