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心を決める。

今年の夏の初めに、梯谷幸司さんの
セミナーアシスタントを卒業しました。
 
 
2016年から、おもに2つの8日間コースを
担当していました。
 
 
『病気でいることをやめる・やめさせる
 3つのステップと18の心理技術』
 
 
『真の健康(ウェルネス)を実現させる
 ウェルネスマスタリー』
 
 
年間を通して隔週土日に開催されているので、
多くの受講生の方々との出会いがありました。
  
 
また、平日夜のセミナーや単発のセミナー、
無料のウェブセミナーを通して、
本当に沢山の方々とお目にかかっていました。
  
  
受付でお迎えして、テキストをお配りし、
ワークに立ち会い、質問にお答えしたり。
講座の様子を写真に撮り、お見送りをして。
 
 
会場のざわめきや、集中して静かな様子。
お一人お一人の顔が思い出されてきます。
 
  
なかには、このブログを読んでくださって
いる方もいらっしゃると思います。
   
 
貴重なご縁をいただきまして、
心よりお礼を申し上げます。
 
 
どうもありがとうございます。
 
 
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2013年、梯谷さんのメソッドを学び始めた頃、
わたしは正社員として働いていました。
 
  
「コーチとして起業する」と言いながらも、
なかなか行動に移せずにいました。
 
  
正社員の副業は禁止されているから、
副業として始めることはできない。
 
 
コーチとして起業するには、
会社を辞める必要がある。
 
  
起業しなくても
コーチングをすることはできる。
 
 
でも、収入を得られない形では
上手くいかない。
 
 
ずっと悶々としていました。
 
 
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ある時、Facebookのグループページ内で、
コーチとしての第一歩を踏み出した仲間に、
こんなコメントをしたことがあります。
 
 
「すごいわ~、すすんでいるね!
 ○○ちゃんをモデリングします」
 
 
モデリングとは、上手くいっている人の
行動や考え方を取り入れることを言います。
 
 
すると、わたしに対して
梯谷さんからコメントがついたのです。
 
 
「八子さん
 自身が変化を創り出さない人は、
 コーチやトレーナーとして
 不適格じゃない?」
  
  
がーーーーーん。
ショックでした。
 
 
たまたま空港にいて飛行機に乗る前に、
このコメントを目にしました。
  
     
それから3日間、ずっとこの言葉が
頭の中をリフレインしていました。
  
 
「わたしは変化を創り出せない?
 不適格なの?」
 
 
どうコメントしたらいいのだろう。
梯谷さんに返事をしなくちゃ。
  
 
「そうですよねぇ。
 ありがとうございます」
 
  
何とも煮え切らない返事をするのが
精一杯でした。
 
 
何かを表明するわけでもなく、
さしさわりのない言葉で逃げたのです。
 
 
コーチとしてやっていきたい。
だけど、上手くいくだろうか。
 
 
安定した生活を手放して、
独立してやっていけるのだろうか。
 
 
不安のほうが大きかったのだと思います。
 
 
一歩を踏み出せないまま、
時間だけが過ぎていた頃。
  
    
梯谷さんの言葉を聞いて、
崖から突き落とされたように感じました。
 
  
「変化を創り出せないわたしは
 不適格なの?」
 
 
何度も何度も
この言葉が甦ってきました。
  
 
「いや、違う。
 わたしは変化を創り出す。
 不適格じゃない。わたしは適格だ」
 
  
ようやく覚悟を決めたのです。
 
 
正社員からアルバイトとなって引継をし、
同時にコーチとしての活動も始めました。
  
 
あの時の梯谷さんの言葉がなかったら、
のらりくらりとそのまま時間を過ごし、
今のわたしはなかったかもしれません。
 
 
師匠、どうもありがとうございました。
 
 
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新たなことを始める時には、
好奇心と不安がないまぜになって
決心がつかないこともあります。
 
 
それと同じように何かを終える時にも
覚悟が必要だな、と感じます。
 
 
「心を決める」
 
 
どう終えるか。
どう終わりにするか。
 
 
「終わりよければすべてよし」
 
 
ことわざは本当によくできているなぁと
思います。
 
  
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この春、わたしは膝を痛めていました。
 
 
それは前に進もうとしていなかったから。
どう終えたらいいのか躊躇していたから。
 
  
足は、前へ進むためにあります。
立ち止まって、一歩を踏み出すために。
 
 
「ずっと立ち止まったままでは
 いられないよ」
  
 
膝の痛みは、
そんなメッセージだったのかもしれません。
  
  
うすうす気づいていながら、
なかなか行動できずにいました。
 
 
そのため、膝の痛みが取れるまで
ずいぶんと時間がかかってしまいました。
 
 
「セミナーアシスタントを卒業する」
 
 
そうはっきり決めた時から
膝の痛みは軽くなっていきました。
 
 
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もちろん、何かを終えなくても、
新しく始めることはできます。
 
 
卒業したことをお伝えする必要も
なかったのかもしれません。
 
 
なんとなくフェイドアウトしていく。
 
 
それが無意識に身につけてしまった、
これまでのわたしのやり方でした。
  
 
ひょっとしたらそこには、
「それにともなう感情を感じたくない」と
いう自分がいたのかもしれません。
 
 
でも、今までの自分とは違う、
新しい自分と出会うために、
今ここでお伝えさせていただきました。
  
  
梯谷さんを通して、
わたしと出会ってくださった皆様に、
心から感謝しています。
 
  
これまでともに学び、
多くの気づきを与えてくださったこと、
本当にありがとうございます。
  
 
そして、これからも
どうぞよろしくお願いいたします。
  
 
今夜は満月です。
 
 
月が満ちていくように、
自分を満たしていきたいですね。