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謝ることは自分を知ること。

謝るって難しい。
そんなふうに思ったことはありますか?

 

心の中では謝ろうと思っていても、
言葉にすることができなかったり。

 

わたしは母と喧嘩すると謝ることができず、
いつまでもムスッとしているタイプでした。

 

ごめんね、と言えればいいところを
なぜだか言えなかったのです。

 

謝るきっかけを自分で作ることもできず、
モヤモヤしていることがほとんどでした。

 

母は次の日には何事もなかったかのように
ごはんを作ってくれていました。

 

それが唯一の謝る機会でした。

 

ごはんを前にすると、ムスッとしながらも
頬がどうしても緩んでいってしまうのです。

 

でも、「ごめんね」と言葉にはできなくて、
何となく日常に戻っていたような気がします。

 

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高校生の頃のことです。

 

「親と喧嘩したらすぐ謝るよ」と友達が
話しているのを聞いてびっくりしました。

 

「どうしてすぐ謝れるの?」

 

「だって、そのほうがラクだから」

 

ラクだからといって、
そんなに簡単に謝れるものなんだろうか?

 

当時のわたしはそう思っていました。

 

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ここのところのセッションで、立て続けに
「謝る」というキーワードが出てきました。

 

「身のまわりで起きていることに対して、
怒りを爆発させてしまったんです。
でも、翌日には謝ることができました」

 

「子どもの頃、家族に冷たくしてしまって。
でも、その理由がわかったんです。
今度会ったら素直に謝りたいと思います」

 

それぞれの方のお話を伺いながら、
その内側から感謝の気持ちが
湧いてきているように感じました。

 

あぁ。
だから「感謝」と書くんだな、と思いました。

 

謝ることは、
感謝することにつながっていく。

 

何があったかわかっている。
客観的に自分を眺めている。

 

そのうえで、
自分の非を認めている。

 

ごめんなさい。

 

本当はどうしたかったか。
自分は何を望んでいたか。

 

これからどうしていきたいか。
それを知ることもできた。

 

だから、ありがとう。

 

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高校生の頃のわたしは、
ただの意地っ張りだったことがわかります。

 

母のことを知ろうともせず、
自分と向き合おうともせず。

 

謝ることは自分を知ること。

 

自分に対して素直であればあるほど、
謝ることができるのかもしれません。

 

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何か謝っていないことはありますか?

 

わたしはいくつもあるかもしれないです。
まわりにも、自分自身にも。

 

過去の自分に「ごめんね」と謝ったら、
未来の自分が「ありがとう」と返してくれる。

 

そんな気がします。
過去と未来をつなぐのは、
いつだって、ここにいる自分ですね。

 

今日も軽やかにお過ごしくださいませ。