先日、万華鏡アーティスト 山見浩司先生の
ワークショップに参加し、人生で初めて、
万華鏡を自分で創る体験をしてきました。
小さなガラスの破片をピンセットでつまみ、
万華鏡の中に入れていきます。
透明なガラスもあれば、不透明なものもあり、
これはどう映るんだろう?と先生に聞くと、
「覗いてみてください」との答え。
作っている途中に覗いてもいいの!?と、
そんなことすら新鮮でした。
完成しないと見てはいけない、とでも
思っていたのでしょうか?
無意識というのは面白いですね。
こんな風にまわりの言葉によって、
ハッと反応することでわかることがあります。
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万華鏡を覗き、思わず口を出た言葉は、
「めっちゃイケてる!」
くるくるとまわる光。
めくるめく世界が広がっていたのです。
とても綺麗だったので、それでよし、と
しようとしました。
でも、欲が出てしまって、ああでもない、
こうでもない、と理由をつけ始めました。
一度入れたものを全部取り出して、
違うものを入れてみたり、出してみたり。
すると不思議なもので、
な~んにも考えないで思うままに入れていた
一番初めのものが一番よく見えてきたのです。
でも、もう後の祭り。
何が入っていたかなんて覚えてもいません。
どうしたら綺麗に見えるだろう?と、
いつのまにか思考で考えていたんですね。
一番初めに感じていたワクワクよりも
頭で考えることに意識がいっていたのです。
だから、
出来上がりを見ても何かが違う気がする。
「わたしが欲しいのは光の世界」
そう思い直して、
ふたたびガラスを選び始めました。
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わたしが行っているアプローチには、
『万華鏡の法則』と名づけています。
万華鏡の中にあるパーツの一つ一つは
小さくてどうってことありません。
でも、クルクル回しながら覗いていくと、
綺麗な模様が次々に広がっていきます。
人生もそれと同じです。
万華鏡を覗くように人生を振り返り、
過去に起きた出来事を紐解いていく。
すると、どんなことも宝物だったんだ、と
気づく瞬間があります。
内側から解釈が変わり、未来が変わっていく。
いつだって、ここにいる自分がどう感じるか。
どう考えるか。
心が変わっていくように
解釈を変えていっていい。
万華鏡がまったく違う世界を展開するように、
人生も同じように捉え方を変えていこう。
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実際に万華鏡を自分で作ってみて、
自己肯定感が上がっていくのを感じました。
だって、どんなパーツを入れても
ものすごく綺麗に見えるんです。
二度と同じ模様は見られない、
その瞬間だけの世界。
そして、それを作っているのは
他の誰でもない自分自身です。
これからの人生を彩っていく、
とても貴重な体験となりました。
万華鏡の中をiPhoneで覗いてみました。