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意味はあとからポコポコと湧いてくる

子どもの頃に実家で使っていた
古いお皿を久し振りに使いました。

 

実家をリフォームする際に、
捨てずにとってあったものです。

 

私が子どもの頃には、
まだ、電子レンジはありませんでした。

 

実家の古いお皿を
電子レンジで使って大丈夫なのかな?
有害物質が出たらどうしよう。

 

そう考えたら怖くなって、
戸棚の奥にしまい込んでいました。

 

先日、
いつも使っているお皿を
割ってしまって、
実家のお皿の出番がきました。

 

そうしたら、ふとした拍子に
思い浮かぶことがあったんです。

 

ひょっとしたら、
私は実家のお皿が使いたくて、
お皿を割ってしまったのかな?

 

新しいお皿は、
電子レンジで使える
安心できるものを選んで買ったのに。

 

でも、
子どもの頃から見慣れているお皿の
安心感とは違うものだったのかもしれない。

 

実家のお皿を使わなくなった理由は、
電子レンジでチンできないからでした。

 

電子レンジの登場のほうが
ずっと後なのに。

 

作ったばかりの温かい料理を
そのままのせれば
何の問題もないのに。

 

今日は疲れたから、と言っては
お惣菜を買ってきて、
ほとんど料理をしていなかった。

 

チンできる専用のお皿が買い求めて、
そのお皿が割れてしまったことにも
意味があったのかもしれません。

 


 

起きている出来事には、
あとから意味が見えてくることがあります。

 

意味を探そうとしていると、
なかなか見つからないかもしれません。

 

だけど、
ふだん過ごしている中で
ふっと思う瞬間がある。

 

「あ、そういうことなのかな?」

 

内側から自然に湧いてくる感覚。

 

意味を見出そうとするよりも、
もっと当たり前な、
自然なことのような。

 

川底の小石の奥から、
湧き水がポコポコと湧いてくるように。

 

そんなふうに、
意味は自分の内側から
自然と湧いてくるものなのかもしれません。