Keep your smile.

　
「笑顔」と聞いた時、何が思い浮かびますか？
　
　
わたしは会社で働いていた頃、忙しさから
不機嫌になっていることが多かったのですが、
「いつも笑っているよね」と先輩に言われて
驚いたことがありました。
　
　
自分ではまったく意識していなかったので、
どう反応していいか戸惑ってしまいました。
　
　
戸惑うということは自然体ではない？
心から笑っていたのとは違う？
　
　
今思うと、ひょっとしたら、
「笑顔でいなければいけない」という
信じ込みを持っていたのかもしれません。
　
　
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しばらくして心理学を勉強するうちに、
「価値観の優先順位」を知りました。
　
　
自分が大切にしている価値観には、
優先順位があるのです。
　
　
価値観は、たとえば、
　
　
　誠実さ、好奇心、自己表現、思いやり、
　
　
　美しさ、探求心、行動力、勇気、挑戦、
　
　
　楽しさ、創造力、安心感、希望、愛、など。
　
　
ほかにもいろいろな価値観があります。
　
　
あなたが大切にしている価値観は何でしょう？
　
　
大切にしていることを5つぐらいあげて、
その価値観に優先順位をつけてみてください。
　
　
人は無意識に優先順位の高い価値観に沿って
何かを選び、決めて、行動しています。
　　
　
何かが上手くいかないときには、
自分の価値観や優先順位に合っていない
可能性があります。
　
　
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6年ほど前のことです。
価値観の優先順位のワークをしていた時、
わたしは上位に「笑顔」を入れていました。
　
　
すると、その様子を見ていた先生が
わたしに言ってくださったのです。
　
　
「常に笑顔でいる必要はないんだよ。
　泣きたいときには泣けばいいし、
　怒りたいときには怒っていいだよ」
　
　
まるでわたしの心を見透かしていたように。
　
　
みるみるうちに涙が溢れてきました。
　
　
「笑顔が大切なんだから、
　笑顔でいなければいけない」
　
　　
いつのまにか義務感から
笑顔でいたことに気づきました。
　
　
わたしは長らく、父と確執があり、家では
不機嫌で怒っていることが多かったのです。
　
　
それもあって、外で怒りを出してはいけない、
笑顔でいなければいけない、と思っていたの
かもしれません。
　
　
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Keep your smile.
　
　
この言葉がふっと思い浮かぶことがあります。
　
　
初めて聞いたのは遥か昔。CMで
ポール・ニューマンが言っていたんだっけ。
　
　
ずっとそう思っていたのですが、先日、
小学校の卒業文集を見ていて驚きました。
　
　
担任の本間先生が6年2組のみんなに向けた
祝辞に書いていたのです。
　
　
「私の宝物、
　それはみんなのほほえみ、笑顔だ。
　Keep your smile.」
　
　
小学生の頃のわたしは、きっとみんなと
一緒に心から笑っていたんだと思います。
　
　
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笑顔でいるということ。
　
　
自然体でいるということ。
　
　
「感情を表現する」ということが、
わたしにとってのテーマなのだと思います。
　
　
あなたが大切にしていることは何ですか？
　
　
今週もどうぞ軽やかにお過ごしくださいませ。