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ちゃんと終わらせていくには?|小泉マーリさん春分の星のお話|開催後記

自分の意図を宣言して予祝する『いとせん』に
占星術師の小泉マーリさんをお招きして、
この1年の流れについてお伺いしました。
 
 
占星術の世界では、12星座のトップである
牡羊座が始まる春分の日が1年の始まりです。
 
 
この1年のテーマは「終わりと始まり」
 
 
新たに何かを始めるためには
これまでのことを終わらせる必要があります。
 
 
そのために、
これまで隠されていたものが明らかになり、
すべてが浮かび上がってきます。
 
 
見ないようにしてきたこと。
知っていたけどそのままにしていたこと。
 
 
やったこと。
やらなかったこと。
 
 
すべてを出して確認していく。
 
 
学校であれば、卒業する前に
机の中が空っぽになっているか
確認するように。
 
 
やっていないことはないか。
やり残したことはないか。
忘れ物はないだろうか。
 
 
すべてを明らかにし、
ちゃんと終わらせていく。
 
  
卒業式は区切りのひとつ。
ちゃんと終わらせるためにある。
  
 
「もう終わりなんだ」と
認識して次に進んでいく。
 
 
そこには喪失感もあり、寂しさもあり、
次に向かう喜びや希望、期待もあり、
先が見えない不安もあるかもしれない。
 
 
それらの感情を感じて、味わっていく。
感じないふりもしない。丁寧に感じていく。
 
 
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マーリさんのお話を伺いながら、
何度もハッとしました。
 
 
「もう大丈夫だから」と思っている
過去の出来事を思い出したからです。
 
 
たぶん、感情を感じたくなくて
「大丈夫」としてしまったのかもしれない。
 
 
本当は寂しかったし、悲しかった。
つらかったし、悔しかった。
 
 
そういった感情を感じたくない。
だから「大丈夫な自分」でいる。
 
 
もちろん、その当時はそうすることで
自分を守っていたのだと思います。
 
 
もうこれ以上傷つきたくないから。
泣きたくないから。
 
 
でも今は感じることができるかもしれない。
 
 
自分の想いを受け止めてみたいと思います。
 
 
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寒さと暖かさが入り混じる季節のように、
心も身体もゆらいでいるように感じます。
 
 
でも、生き物たちは確実に目覚め始めていて、
昨日、窓にテントウ虫がとまっていました。
 
 
「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」
 
 
今、七十二候では
虫たちが戸を開けて外に出てくる時期です。
 
 
本当に暦どおりだなぁ、と思います。
 
 
心の扉を開けて外に出ていく準備を
始める時期なのかもしれません。