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もし、罪悪感を感じたら?

秋の虫が涼やかに鳴く音に
夜も心地良く寝られるようになりました。

明日から四連休の方もいるかもしれません。
もう秋のお彼岸です。早いですね。

先日、クリストファー・ノーラン監督の
映画『インセプション』で表現されている
信じ込みについてお伝えしました。

今日は罪悪感や後悔についてお伝えします。

具体的なストーリーには触れていませんが、
まっさらな状態で作品を観てみたい方は
ここから先はご注意くださいませ。

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過去の出来事に罪悪感や後悔の念があると、
過去は、「過去」になりえません。

え?と思うかもしれませんね。

こんなことはありませんか?

何かをしようとするたびに、
頭の中をぐるぐると駆けめぐる思い。

もう終わったことなのに、
今、起きているかのように甦ってくる。

言いたかった言葉。
伝えられなかった思い。

聞きたかったこと。
聞けなかった思い。

思うように振る舞えなかった自分の姿。
そのときの相手の表情。まわりの様子。

その時に抱いた感情が甦ってくる。

何度も何度も思い出しているうちに、
その場面は色鮮やかに記憶され、
感情はますます強くなっていきます。

過去が、「過去」になっていない。

今、起きているかのような「現在」となる。
感情が湧き上がり、心が揺さぶられてしまう。

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罪悪感や後悔の念を持っていると、それに
まつわる信じ込みも形成されていきます。

「あんなことを言ってしまうなんて。
 あんなことをしてしまうなんて。

 自分は何もできなかった。
 自分は何も言えなかった。

 ほかにどうすればよかったのか。
 自分はダメな人間だ。

 だから、この先、
 上手くいってはいけない。
 しあわせになってはいけない」

この信じ込みを守るために、
あらゆる現実が起きてきます。

「しあわせになってはいけない。
 その前に壊さなければ」

「自分がいけないんだ。
 自分を責める出来事を作ろう」

「ダメな人間なんだから、
 上手くいくことをしてはいけない」

でも、身のまわりに起きる現実は、
あるサインを送ってきているのです。

「もう、その信じ込みは手放したら?」

「罪悪感や後悔の念を
 いつまでも持ち続けているの?」

「過去を生きるのではなく、
 未来に目を向けて。今を生きて」

とらわれから自由になるためには、
現実に起きていることから信じ込みを探り、
その信じ込みをつくった過去の出来事に
向き合う必要があります。

それをしない限りは「過去」をさまよい、
心は「現在」にないかもしれません。

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何かに意味を見出し、解釈を考えるのは、
いつだって今、ここにいる「自分」です。

過去の自分に起きたことも、
未来の自分に起きることも、
今、ここにいる自分が変えることができる。
過ぎたことを思い出してモヤモヤした時は、
そこに新たな意味を見出す良い機会です。

連休もこころ豊かにお過ごしくださいませ。