2019年2月1日
乳がんの手術を4日後に控えたクライアントさんから電話がありました。ご主人との関係性が上手くいかない、とのこと。いろいろなことを堂々めぐりのように話しています。
「○○さん、本当に手術したいんですか?」
「それを言われたら、泣くしかありません」
「○○さん、何のために手術するんですか?」
「(ハッ!)」
「手術までに、あらゆる関係性をクリアにしようと思っていませんか?
何の締め切りですか?
誰が決めたんですか?」
「 (ハッ!)わたしが勝手に決めていました。
誰からも何も言われていないのに。
手術後の入院生活を楽しく過ごしたいから、
主人との関係を良くしておかなきゃと思って」
「入院って何のためにするんですか?
楽しい時間を過ごすところですか?」
「・・・。
からだを休めるところです」
「○○さん、何のために手術するんですか?」
そして、未来の記憶を取り戻すアプローチをしていきます。
今回、クライアントさんが主体的な立場をとり、手術することを決めています。
手術も抗がん剤も否定はしません。
何のために手術をするのか。
何のために抗がん剤をするのか。
それらとどのように関わっていくのか。
どのような立場でそれらを選択したのか。
それがとても重要です。
その晩、ご主人に初めて本音を話し、初めて泣くことができたそうです。
いろんな出来事によって、感情は揺れ動きます。
自分を見失ってしまうこともあるでしょう。
頭ではわかっていても、どうしていいかわからないこともあるかもしれません。
そんな時に、選択肢のひとつとして、わたしたちトランスフォーメショナルコーチの存在を使っていただきたいと思います。