トランスフォーメショナルコーチ®︎やこゆきの公式ホームページです|ワークショップや個人セッションを通じて、 あなたの意識と無意識をサポートします。

リハビリをやり過ぎちゃう理由

乳がんの手術から10ヶ月を経過したクライアントさんと久しぶりにお会いしました。

お医者さんから止められるほど、術後すぐからリハビリを頑張ってしまい、その反動なのか、今はなかなか回復していないとのこと。

「リハビリをやり過ぎちゃうんです」

なるほど、見当がつきます。
頑張ってしまう理由も、早く元の身体に戻りたいと焦ってしまう理由も。

単刀直入にお伝えしました。

「ヒマなんじゃないんですか?」

「( ̄O ̄;)!!!」

病気になるまで、ずっと仕事に打ち込んできた方です。

「今までずっと仕事ばかりしていたから趣味もなくて。
何かをやろうと思ってやってみても三日坊主で。
身体も前とは違って動きたくても制限があるし」

なるほど。

「身体のせいにしないでくださいね」

「( ̄O ̄;)!!!」

“元の身体に戻りたい”ということは、“今の身体ではダメだ”ということ。

無意識にジャッジをしていました。

元の身体は、乳がんの自分を支えてくれていた。
今の身体は、手術後の自分を支えてくれている。

手術でなくなってしまった細胞もある。
それまで、本当にどうもありがとう。

手術で新たな場所に移ってきた細胞もある。
いままでは、あちらでどうもありがとう。
これからは、こちらでどうぞよろしくね。

どちらも大切な自分の肉体の一部。

そして、今の自分と共にいるのは、「いま、ここにある」自分の身体。

それがわかれば、元の身体に戻りたいと焦る必要もないでしょう。

どちらも自分ですものね。

「ウクレレ教室に行ってみようかな」

わたしの父が老人ホームの夏祭りでウクレレを弾く写真を見て、クライアントさんの中の何かが動き出しました。

☆波が高くてこわいよー、の江ノ島です。