『つながりのプロセス』って？

自分のことは
自分が一番よくわかっている。

でも、自分のことになると、
自分が一番よくわからない。

そんなふうに思うことはありませんか？

わたし自身も自分の心のケアとして、
セッションを受けたり、学びを続けています。

そのひとつに、
『コネクション・プラクティス』があります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コネクション・プラクティスは、
2つのスキルをベースにしています。

1つは、NVC（非暴力コミュニケーション）による
「共感的コミュニケーション」です。

自分の感情にフォーカスし、
相手の感情を推測していきます。

それから感情の奥で求めているニーズ、
本当に必要としていることを探っていきます。

2つめはハートマス研究所の
「クイック・コヒーランス・テクニック」

心臓に意識を集中し、
心臓と脳の働きを同期させます。

心が静かに落ち着いていくことによって、
解決の糸口となるヒントが、イメージや
メッセージとして浮かんできたりします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コネクション・プラクティスのワークの一つ、
『つながりのプロセス』を今、学んでいます。

先日、自分で気づいていながらも
ずっと保留にしていたことを扱いました。

おそらく昨年から続いている両膝の痛みにも
関係していることです。

わたしは自分が提供しているセッションで、
身体の部位が表すメッセージを扱っています。

だから、自分でわかっているのです。

膝が痛いと上手く歩くことができません。
思うように立ったり座ったりもできません。

膝が表しているのは、
自分で立つこと。柔軟であるということ。

「膝がこわばっていて曲がらないんです」

かかってきた整形外科や鍼灸、整体で、
これまで何度言ってきたことか。

身体が表す心理的な要因を扱うコーチで
ありながら、こんなことでいいの？

そう思いながら、ずっと保留にしてきました。
でも、もうこれ以上は無理だ。

『つながりのプロセス』で扱おう。
練習会の前日に、そう決めました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ずっと持ち続けているモヤモヤした気持ちに
向き合っていくといろんな感情が出てきます。

自分が感じている感情の奥で、わたしが
求めていたニーズは『独立・自立』でした。

相手の感情も同じように推測しながら、
探り出したニーズは『自主性』でした。

自分と相手が求めているニーズには
違いがある。

違っていいんだ。
違って当然なのに。それで悩んでいたんだ。

あぁ、そうか、と気持ちが
落ち着いていくのがわかります。

心臓に意識を集中させ、
自分のハートとつながっていきます。

すると、ある一枚の絵が思い浮かびました。

ふくよかな女性が胸をあらわにして、
大きく旗を振りかざしている。

たぶんフランス革命の絵。

勝ち取る、ということ。

勝ったり負けたりということではなくて、
自分から取りに行くということ。

自分から言っていいんだ、
自分で決めていいんだ、ということ。

絵のイメージをシェアしていくうちに
思っていることが言葉として出てきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あの絵は誰の絵だっけ？
確か本物を見たことがあるはず」

練習会が終わり、急いで調べてみました。

ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」

1999年に東京国立博物館にやってきている。

東京で観たのだろうか。
それともルーブルで観たのだろうか。

今となっては記憶があいまいです。
なんだかとても不思議な感じがしました。

絵の中の女性の名前はマリアンヌ。
フランスを象徴する女性像、自由の女神。

マリアンヌの姿を思い出しながら、
保留にしていたことを行動に移しました。

わたしのニーズ、
『独立・自立』への一歩です。

行動したことによって、
両膝の痛みもじきに和らいでいくでしょう。
何より気持ちが軽くなりました。

☆コネクション・プラクティスの内容は、
HPを参考にさせていただきました。

一般社団法人ラスールジャパン　コネクション・プラクティス

☆認定トレーナー（ラスール）の
みかどあきこさんに学んでいます。

HP「どんなあなたもパーフェクト」

☆『つながりのプロセス』のワークは
カウンセリングコーチングのセッションで
必要に応じて取り入れていきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なかなか前に進めないと悩んでいるとき、
外へと答えを求めてしまうかもしれません。

でも、必要なヒントやメッセージは
どんなときでも自分の中にあるんですよね。

今日、どんなヒントに気づくでしょうか？