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片はついていますか?

 
朝晩とぐんと冷え込むようになりました。
冬を迎える前に部屋の中を片づけています。
 
 
これは必要かな?と整理をしていくうちに、
子どもの頃の写真が数枚出てきました。
 
 
小学2年生ぐらいの夏。
おばあちゃんちのビニールプールを前に、
屈託なく笑うわたしと満面の笑みの妹。
よほど嬉しかったのでしょう。
 
 
でも、驚きました。
 
 
「わたしはこんな顔をしていたの?
 こんな風に笑っていた時もあったの?」
 
 
小学6年生ぐらいの春。
お雛様の横に並ぶ、わたしと妹たち。
わたしだけ怖い顔で写っていました。
 
 
あらゆることに怒っているような、
不満だらけの反抗期の顔です。
 
 
「こんな顔をしていたなんて。 
 屈託なく笑っている自分もいたのに」
 
  
わたしはずいぶん長いこと、
反抗期をしてしまいました。
 
 
それを全部、父親のせいにしていました。
 
 
「わたしがこんなになってしまったのは
 父のせいだ」
 
 
「どうしてわたしばかり怒られるの?
 妹たちだって同じことをやっているのに」
 
 
例えば、ドライヤーで髪を乾かした後に
コンセントを抜かないと怒られるのです。
 
 
「ゆき!」
 
 
とたんに声が飛んでくる。
 
 
今思えば、部屋にいるわたしを呼ぶために
大きな声を出したのかもしれない。
 
 
でも、当時のわたしには、
いつだって怒鳴り声に聞こえていました。
 
 
「名前を呼ばれると怒られる」
 
 
そんな思い込みも作り上げていました。
 
 
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わたしがどんなに反抗期だったとしても
写真の中の妹たちは笑っています。
 
 
妹たちの顔を見ていたら、気がつきました。
 
 
それまで長女は損だと思っていました。
 
 
「お姉ちゃんなんだから」と両親ともに、
役割を押し付けることはなかったのに、
勝手に長女の役割を演じていました。
 
 
「怒られないようにしなきゃ。
 でも、ちゃんとしていても怒られる」
 
 
そうやって、
わたしは父のほうばかりを見ていました。
 
 
なぜなら、
相手を意識していないと反抗できないから。
 
 
でも、妹たちは、
そんなわたしと一緒にいる時も笑っている。
わたしを見てくれていた。
 
 
無条件で慕ってくれていたのです。
 
 
「お姉ちゃん」と。
 
 
ただ、
わたしのほうが先に生まれただけなのに。
 
 
「こんなことってある?
 ただ、いるだけなのに」
 
 
そう思ったら、涙が溢れてきました。
 
 
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「どうしてわたしばかり。
 もうこんなのはいやだ」
 
 
ネガティブと言われる出来事があった時、
そのように感情が動いた時にも、必ず、
そうではないものが同時にあります。
  
 
その渦中にいるときには
わかりづらいかもしれません。
 
 
でも、自分を慕ってくれる人がいて、
何をするでもなく、ただいてくれる人がいる。
 
 
自分のまわりに色々な人の存在があることを
どうか知っておいてください。
 
 
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「片づけ」とは
「かたをつける」ということ。
 
 
自分の中にある想いを整理し、
今持っているものに決着をつける。
 
 
思い込みを手放し、ギフトを迎え入れ、
屈託のない自分として存在する。
 
 
晴れ晴れと。
生き生きと。
  
 
素直に。
純粋に。
  
 
今の自分に、
かたはついていますか?
  
 
片づけをしていたら銀貨を見つけました。
 

   
  
ちょっと意識を向けてみることで、
思わぬ発見があるかもしれません。